レースレポート:カテゴリー
第2回IAU100kmアジアチャンピオンシップ 2011、韓国・済州市 2011:03:28:19:52:35
2011年3月28日
日本人が男女とも優勝!
男子 原 良和(蒼穹クラブ・京都)
女子 藤沢 舞(札幌市役所・北海道)は二連覇
第二回IAU100km アジアチャンピオンシップは、3月26日、昨年に引き続き、韓国・済州島で行われ、10カ国、27選手が参加した。
今回の日本の大震災に対する応援の心はウルトラマラソンというスポーツ界でも例外でなく、受付場所には、<RUN FOR TOHOKU>と、手書きの貼り紙が掲示され、これも手作りの小さな募金箱が備えられていた。また、開会式でIAU会長ダーク・ストラマネより、「今回の被災に関して、心からお見舞いを申し上げるとともに、日本からの参加を感謝している」との挨拶があった。
レース当日は、ほぼ一日中晴れていたが、独特の強い風が絶え間なく吹いているというコンディション。
コースは、済州島のタプドンビーチ・ステージ前をスタートし、基本的に海沿いの道路を、左回りで、約半周し、セオグウィポ市のワールドカップスタジアムがゴール地点。
比較的カーブが多いが、ほぼフラットなコース。ランナーは、時に目の前に開ける、青い海に直面したり、菜の花畑を横目に見たり、と解放された気分で走れたようだ。
男子は、スタートから10キロ過ぎまで、原と韓国の2選手が後続を大きく引き離して、互いにゆずらぬ勢い。海の景観が素晴らしい15キロ過ぎから、実力で圧倒する原が、70キロまでは自己ベスト、という快調な走りで、最後まで独走。6時間52分07秒で優勝した。
女子は、昨年優勝している藤沢が、強い風に苛まれながらも、最後までガッツを見せ、8時間28分10秒で、2位の選手を約1時間引き離し、みごと連続優勝した。藤沢選手はレース後「風と寒さで、70キロ地点からきつくなり、止めようかと思ったが、がんばった」と、寒さに震えながら話していた。
(なお、日本選手以外の上位選手の成績、タイムは追って発表します)
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第24回IAU100キロワールドチャンピオンシップ2010 2010:11:16:11:45:04
2010年11月16日
中台選手が見事優勝!
国別団体でも男子優勝、女子が3位を獲得
11月7日、ジブラルタルで行われた第24回IAU100キロワールドチャンピオンシップで日本の中台慎二(Harriers・東京/NEC玉川)が6時間43分44秒で、見事、金メダルを獲得した。
日本人選手の男子は昨年のベルギー大会における宮里康和(信太山自衛隊)に続く2連覇。
各国の上位3人の合計タイムによって争う国別の団体選でも男子が優勝、女子が3位に入賞した。
今回で24回目のIAU100キロワールドチャンピオンシップ(大会の呼称は今回よりチャンピオンシップとなった)はスペイン半島の南端、人口3万人弱のジブラルタルで開催され、世界マスターズ協会との併設により、30カ国、180人の選手によって覇が競われた。日本からは、男子6人、女子6人が参加した。
レースは、平均気温が15,6度という絶好の条件のもと、まだ暗い朝6時30分、選手が宿泊するクルーズライナー(客船)近くからスタート。小周回の後、港湾倉庫付近の5.65キロコースを19周回するもの。特に強い風もなく、選手にとっては走りやすい気象条件であった。
スタート後、10キロ地点まで、男子は、高橋雅一(東京陸協)、荒木孝文(ウィングアスリートクラブ)、原良和(蒼穹クラブ)、中台慎二(Harriers・東京/NEC玉川)らがスウェーデンのヨナス・
ブード選手らとトップ集団を維持し、他の選手も上位に続くなど、日本選手の活躍を予感させた。女子も、前半まで、松下栄美(東京陸協)、伊藤夕子(武蔵ウルトラマラソンクラブ)、藤澤舞(札幌市役所)、片山志保(旭川走友会)などが好位置につけていた。
男子は、中半まで荒木、原がブード選手らに交じって上位を形成、中台がしぶとく続くという展開。中台は粘り強く、つねに上位に続く位置にいたが、87キロから上位ランナーを抜き先頭に立つ。安定した、力強い走りで、終盤、猛追してきたミカエル・ワ―ディアン(アメリカ)ら振り切って見事金メダルを獲得した。
日本人では、終始、上位集団で争った荒木が6:50:00で4位、原が6:58:37で13位と健闘した。今西泰彦(京都陸協)は24位、松下剛大(東:京陸協)は61位で完走した。この結果、男子は国別団体戦でも金メダルを獲得した。
女子は、松下が貧血で途中リタイア、伊藤が脚部故障で後半失速したが、他の各選手は大きく崩れることなく、順調に実力を発揮、団体で3位に入賞した。日本人女子のトップは6位で入賞した片山(7:48:04)、続いて藤澤11位(8:00:12)、太田美紀子(京都炭山修業走)13位(8:12:06)、大八木和佳子(パナソニック電工陸上競技部)が22位(8:28:50)、伊藤34位(8:55:49)であった。
レース前の下馬評ではダークホースとみられていた中台だが、見事栄冠に輝いた。レース後、「優勝するなんて夢にも思わなかった」と感激を新たにしていた。
成績
男子個人:
| 1位 | 中台慎二(日本) | 6:43:44 |
| 2位 | Jonas Buud(SWE) | 6:47:40 |
| 3位 | Michael Wardian(USA) | 6:49:18 |
| 4位 | 荒木孝文(日本) | 6:50:00 |
| 5位 | Oleksandr Holovnytskkyy (UKR) | 6:51:03 |
| 6位 | Andre Collet(GER) | 6:51:54 |
| 13位 | 原良和(日本) | 6:58:37 |
| 24位 | 今西泰彦(日本) | 7:16:38 |
| 61位 | 松下剛大(日本) | 8:10:47 |
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高橋雅一(リタイア) | ||
女子個人:
| 1位 | Ellie Greenwood (GBR) | 7:29:05 |
| 2位 | Monica Carlin (ITA) | 7:30:50 |
| 3位 | Lizzy Hawker (GBR) | 7:33:26 |
| 4位 | Gloria Vinsted (SWE) | 7:37:06 |
| 5位 | Meghan Arbogast (USA) | 7:46:01 |
| 6位 | 片山志保 (日本) | 7:48:04 |
| 11位 | 藤澤舞 (日本) | 8:00:12 |
| 13位 | 太田美紀子 (日本) | 8:12:06 |
| 22位 | 大八木和佳子 (日本) | 8:28:50 |
| 34位 | 伊藤夕子 (日本) | 8:55:49 |
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松下栄美(リタイア) | ||
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男子団体:
| 1位 | 日本 | 20:32:21 |
| 2位 | アメリカ | 20:46:04 |
| 3位 | フランス | 21:05:52 |
女子団体:
| 1位 | イギリス | 23:16:54 |
| 2位 | イタリア | 23:47:11 |
| 3位 | 日本 | 24:00:22 |
(レポート:小林荘平)
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第24回IAU100kmワールドチャンピオンシップ(2010) 日本代表選手の紹介はこちら。
URL → http://www.jua-org.jp/2010/10/24iau100km.html
2010 第5回 神宮外苑24時間チャレンジ・ウルトラマラソン レポート 2010:09:22:16:08:13
2010年9月22日
都内の中心部で行なわれる本格的な24時間走個人競技会として定着してきた神宮外苑24時間チャレンジ(主催:神宮外苑24時間チャレンジ実行委員会・24時間走チームJAPAN、共催:JUA、IAU公認)の第5回大会は、昨年と同時期の9月第二週末に開催された。
昨年は恵みの雨のおかげで好記録が続出したが、今大会は皮肉にも開催日前後の涼しく走りやすい天気の間の猛暑日となり、過酷な条件下でのサバイバルレースとなった。
24時間走部門は、今大会からIAU公認の部のみに統一されたが、参加者層に変化はなく、昨年同様に男子42人(海外招待3人、知的障害者1人を含む)、女子8人(海外招待1人を含む)の計50人と定員枠を満たすエントリーがあり、当日は47人が出走した。今大会の注目は、男子では第3回大会の優勝者で今年の世界大会代表の本田正彦選手(M@HIRATSUKA)や、同じく過去2回日本代表経験のある鈴木誠選手(club MY☆STAR)、女子では長瀬陽子選手(築上町陸協)らの実績ある強豪に対して、ほとんど24時間走の経験がないか初めてのスピードランナー達がどのように挑んでいくかという点であった。
男子のレース序盤は、昨年一般の部で活躍を見せた日浦泰博選手(宇部市陸協)が猛暑をものともしないキロ5分を大きく上回るペースで飛び出し、他選手に瞬く間に周回差を付けた。日浦選手はフルマラソンを3時間10分程度で通過するも、その後はハイペースへの警戒感と疲労でペースを落ち着かせていった。8時間もすると、トップ10は本田選手、鈴木選手、昨年も好成績を残した湯川朋彦選手(電通銀輪鉄人倶楽部)、さらに初挑戦の古北隆久選手(多摩川クラブ)や佐川健一郎選手(十勝陸協)などのフルマラソンの走力のある選手で占められ、レース中盤にかけてサバイバルの様相を呈してきた。
一方、女子は11月の100km世界大会代表が決まっている伊藤夕子選手(武蔵UMC)と、2時間31分という全参加者中最高のフルマラソンの記録を持つ江崎由佳選手(九電工)が競り合う展開で、ほぼ一揆討ちとなった。
日が暮れても、むしろ蒸し暑さは増したのではないかと思うほど過酷な気象条件で、続々と途中リタイヤする選手が出てくる中、男女ともに上位に位置している選手は集中して着々と周回を重ねていった。日浦選手は100kmを9時間を切って通過するものの、その後はスピード維持が厳しくなり、13?14時間経過した140km前後あたりでは、それまで守ってきたトップの座を古北選手に譲ることになった。本田選手もしたたかな後半勝負のペース配分で2位に浮上してきた。女子は、100kmをほぼ周回差なく伊藤選手が江崎選手に先行して通過したものの、直後に江崎選手の脚が悲鳴を上げて長時間の休息に入ったため、一気に周回差が開いた。
男子の終盤戦では、若さを活かしたスピードとパワーに優る古北選手が優勝をほぼ手中に収めるとともにS標準の240kmを狙って必死の走りを見せたが、経験不足のためかムラとロスもあって230kmをわずかに超えるにとどまった。終盤の逆転に望みをかけて淡々と走っていた本田選手も最後は大きくペースを落とし、逆に息を吹き返した日浦選手に追い詰められたものの、なんとか220kmオーバーと2位を死守した。
女子のレースは、長時間休息のタイムロスを徐々に挽回した江崎選手が16?17時間あたりでいったん伊藤選手を逆転するも、全身の疲労と耐えがたい痛みに苦しんだ。江崎選手は終盤には200kmのクリアのみを目指してひたすら粘り、23時間過ぎに200kmに到達した段階で事実上レースを終えた。一方、優勝した伊藤夕子選手は最後までバネの利いた力強い走りを見せてA標準の210km突破を達成したが、条件に恵まれればさらに上が目指せることは間違いないと予感させた。伊藤選手と江崎選手はともに2011年の世界大会代表内々定となった。
24時間走の部は結果的に14人の選手が途中棄権し、33人がレースを全うした。実力、実績のあるベテラン選手といえども、この過酷な気象条件には苦労したことが覗えるが、一方で初挑戦者や経験の少ない選手の健闘が目立ち、新しい力の台頭が印象的であった。
今大会は、24時間走に併催の神宮外苑ウルトラマラソンもIAU公認を取得し、JUAとしてウルトラマラソンの公認記録を残していく方向性を具現化した。6時間走においては、男子で杉本智哉選手(日テレJC)が厳しい気象条件下としては非常に素晴らしい75kmを超える記録で優勝し、女子は和地朋子選手(武蔵UMC)が苦しみながらも昨年に引き続き二連覇を達成した。12時間走の部では海外招待の台湾選手が活躍し、男子で2、3位、女子でも3位に入った。男子の優勝は今年3月の100kmアジア選手権代表の大島康寿選手(栃木陸協)で、病み上がりで調整不足ながらも他選手を圧倒した。競り合いになった女子は大谷知江子選手(ウィングAC)が逃げ切って優勝した。
神宮外苑24時間チャレンジおよび神宮外苑ウルトラマラソンは、IAU公認大会として競技面で厳格なルール設定もなされており、確かに一部の参加者の競技レベルは高いが、大半は様々なレベル、年齢層の方々が、自己への挑戦や走り込みトレーニングの一環として参加している。運営スタッフも、時間走ウルトラマラソンを愛好するすべての参加者を歓迎し、そのランニングをサポートすることにやりがいを感じている。今後も実力の如何で敷居を感ずることなどなく、当大会へ積極的に参加する人が維持されていくことが期待される。
■ 24時間走 男子上位成績
1. 古北 隆久(多摩川陸上競技クラブ・東京) 231.977 km
2. 本田 正彦(M@HIRATSUKA・神奈川) 223.769 km
3. 日浦 泰博(宇部市陸協・山口) 221.796 km
(出走39人)
■ 24時間走 女子上位成績
1. 伊藤 夕子(武蔵UMC・東京) 213.932 km
2. 江崎 由佳(九電工・福岡) 200.226 km
3. 長瀬 陽子(築上町陸協・福岡) 184.870 km
(出走8人)
■ 6時間走 男子上位成績
1. 杉本 智哉(日テレJC・東京) 75.582 km
2. 田中 誠(多摩川陸上競技クラブ・東京) 70.278 km
3. 岩崎 良(東京都八王子市) 59.670 km
(出走31人、フルマラソン以上完走19人)
■ 6時間走 女子上位成績
1. 和地 朋子(武蔵UMC・東京) 58.344 km
2. 土屋 里恵(D.R. AC・神奈川) 57.018 km
3. 山田 佐知恵(多摩川陸上競技クラブ・東京) 55.692 km
(出走11人、フルマラソン以上完走7人)
■ 12時間走 男子上位成績
1. 大島 康寿(栃木陸協) 127.296 km
2. 楊 鴻輝(台湾) 107.406 km
3. 陳 錦輝(台湾) 95.472 km
(出走16人、フルマラソン以上完走15人)
■ 12時間走 女子上位成績
1. 大谷 知江子(ウィングAC・千葉) 92.820 km
2. 原 めぐみ(club MY☆STAR・東京) 91.494 km
3. ? 淑敏(台湾) 75.582 km
(出走5人、フルマラソン以上完走5人)
※ 全成績は こちら をご覧ください。
(リンク先: http://sports.geocities.jp/jpn24rt/10jg24_resultstop.htm)
IAU50キロ・ワールドトロフィー・ファイナル2010 2010:09:03:10:54:50
2010年9月 3日
岩山選手、大健闘で4位入賞!
8月29日、アイルランドのゴールウェイで行われた第2回IAU50キロ・ワールドトロフィー・ファイナルにおいて日本から参加の岩山海渡(千葉陸協)が、健闘し4位に入賞した。
同レースは、世界で30の50キロの選考大会から選ばれたエリート・ランナーたちによる決勝・グランプリ大会。 男子24名、女子16名が参加、覇を競った。
レース会場のゴールウェイは、ダブリンから車で約2時間、アイルランドの西海岸側に位置し、急成長した文化都市。
コースは、42.195kのマラソンコースを2周回し、最後にはゴールウェイ市の中心地のショートコースを4周するというもの。基本的にはフラットだか、13キロと34キロ地点でのアップダウンが最大の難所だった。
気温は10℃を少し超える程度で、「寒いぐらい」(岩山選手)。
男子のレースは、選考レースで、2時間55分を切ったマカザ(ジンバブエ)、ヌヌザ(南アフリカ)、ムティ(南アフリカ)の3者が34キロ位まで後続を離していたが、34キロ地点からマカザが単独で飛び出し、2位のヌヌザに5分以上の差をつけ、優勝した。
女子のレースは、5キロ過ぎから単独のトップを維持したハリソン(イギリス)が3時間15分42秒で優勝した。
選考大会(サロマ湖)で3時間4分4秒の岩山選手は、事前ランキングでは10位であったが、予想をはるかに上回る好タイム、2時間56分19秒で4位に入賞した。自己記録を約8分短縮しての健闘は見事だった。
レース結果
男子:
1位 コリーン・マカザ(ジンバブエ)2:47:21
2位 サンディル・ヌヌザ(南アフリカ)2:53:05
3位 マイケル・ウォーディアン(アメリカ)2:54:56
4位 岩山海渡 (日本)2:56:19
5位 ルーカス・ノニヤナ(南アフリカ)2:56:56
女子:
1位 スーザン・ハリソン(イギリス)3:15:42
2位 メアリー・コールト(アメリカ)3:28:30
3位 イレーヌ・カルター(オランダ)3:34:21
4位 ヘレン・タラナウスキー(イギリス)3:40:09
岩山海渡選手のレポート
この度、IAU50kmワールドトロフィー・ファイナルに参加させて頂きました。
アイルランド・ゴールウェイまでは乗り継ぎなども含めると、ほぼ丸一日かかる道のりでした。移動時間に加え、不慣れな土地であることや会話はすべて英語(当然ですが・・・)であること、パンが主な食事であることなど日本とはあまりに違う環境に戸惑うことばかりでした。レースに臨む前に気持ちが折れてしまいそうでしたが、『せっかくここまで来たのだから、思いっきりやってやろう』そう開き直ることでかえって集中してスタートを迎えることができました。
8月29日 午前9:00、盛大に盛り上がっている中でいよいよスタート、、、と思いきや、なかなかスタートの合図がない。それどころかスタート時刻を過ぎても余興のダンスが終わらない。5分が過ぎたころ、大会関係者らしき人から「あと5分でスタートします」との話がありましたが、結局約15分がすぎたころに突然カウントダウンがはじまり、ようやくスタート。
レースは予想に反してスローペースで始まりました。アフリカ勢5人を含めた8人くらいが前方に布陣。2kmを過ぎたあたりでアフリカ勢がペースアップ。そこにはついていかず自分のペースを守る走りを心がけました。その後アメリカの選手が一人飛び出し、僕は背の高い白人選手と併走、それが20km付近まで続きました。コースはゴールウェイ市街地を含む21.1kmを2周と約2kmを4周の周回コース。
コースについては事前に聞いていた内容と違う点が多々ありました。例えば・・・
・ フラットなコース⇒小刻みなアップダウンが続く
・ 非常に天候が良い⇒小雨ながら雨風がランナーを襲う
・ 交通安全上の問題はない⇒交通整理がされておらず、中央線付近で車を避けながら走行
・ 距離表示は1マイル毎と5km毎⇒マイル表示はまちまち、km表示は15kmまで、など。
しかし、気にしても仕方ないと動じず走り続けました。
ハーフ手前ほどから一人旅になり、ひたすら前に進む苦しい展開になりましたが、(おそらく)35km付近で前を行く南アフリカ選手の背中が見えてきました。その選手を40kmすぎにかわし、そこから小さな周回に入りました。
2周したころ、南アフリカ選手2人の背中が見えてきましたが、周回コースのため自分の前を走る選手なのかどうか判断できませんでした。とにかく前に行くだけだと思い、ラスト1周を過ぎたところでその選手をかわし、息も絶え絶えゴール!スピードを緩め、ホッと一安心していると沿道の方から「まだゴールじゃないぞ」との声。僕がゴールだと思っていた華やかなゲートはフルマラソンの部のゴールらしく50kmはもっと先だったようです。約200m先に用意された小さなゲートに向かって再度走り出し、今度こそ本当にゴール。
タイムは時計でわかるものの、順位がまったくわからない状況でしたが、「4位」との知らせを受けとても驚きました。
先頭争いからは早々と離脱してしまいましたが、トップが驚異的なペースであったため上位陣が崩れたのではないかと思います。
予想外の順位でしたが、あと一歩で表彰台・・・ということを考えると少し悔しい気持ちもあります。
今回のレースを終えて感じたことは、「平常心」を保つことの大切さです。
海外のレースは日本のレースほどきっちりしていることはまずないと思います。『食事はご飯が食べたい』『時間通りスタートしない』『コースを案内してくれない』『車にひかれそうになる』など、諸々の問題がありましたが、“気にしない”ことが求められるのだと思います。そういった意味で非常に貴重な経験をさせて頂きました。
今回、日本の代表として参加させて頂き、各国の選手と交流することができました。アフリカの選手たちと話をする機会もたくさんあり、とても良い経験となりました。もっと英語の勉強をしなければいけないと痛感しましたが・・・。
最後になりますが、今回様々なご手配をして頂いたIAUアジア理事の小林様をはじめ、ご協賛頂いた日清ファルマ株式会社、レースディレクターのRichard、IAUのNadeem、その他大勢の方々のご支援があって今回のレースに参加することができましたことを心から感謝申し上げます。
また機会があれば日の丸をつけて走ってみたいと思います。ありがとうございました。
サロマ湖100kmウルトラマラソン 2010:06:29:15:38:35
2010年6月29日
暑さの中、3656人が挑戦
エリック・ワイナイナが快走、6時間39分52秒で優勝
50kmは男子岩山、女子小幡が好記録で優勝
第25回サロマ湖ウルトラマラソンは6月27日、北海道の湧別町・佐呂間町・北見市にわたるコースで行われた。参加人数は100キロ、50キロを合わせて、過去最高の3656人。
大会2日前から、当地の気温は急激に上がり、前日の26日は北見市で36℃、“全国一”の高さとなった。
湧別町をスタートする100キロは、招待選手で、フルマラソンで2度のオリンピック入賞をはたしながら、100キロ未経験であるエリック・ワイナイナが、日本のトップクラスの能城秀雄(エスフォルタ)、高橋雅一(東京陸協)らとどのようなレースをするかが注目された。
レース前半は、予想通り、ワイナイナ、能城、高橋らの集団が絶えず先頭グループを形成し、レースをリードしていた。55キロ地点まで、5分差をつけていたワイナイナだが、荒木孝文(ウィングアスリートクラブ)が徐々に接近、75キロ地点では並走状態。一時、荒木がワイナイナを抜くシーンもあった。ワッカ原生花園の入り口付近から、ふたたび先頭に立ったワイナイナが、追いすがる荒木を振り切って、ゴール・イン。猛暑に等しい悪コンディションにもめげず、6時間39分52秒で優勝した。
2位は初100キロながらよく健闘した荒木で1分9秒差の6時間41分07秒、3位は前年の優勝者、能城秀雄(6時間46分51秒)と続いた。
2位荒木孝文(ウィングアスリート)(左)、3位能城秀雄(エスフォルタ)
女子は松下栄美(東京陸協)が7時間49分31秒で、2年連続3度目の優勝に輝いた。今年の3月IAU100キロアジアチャンピオンシップで優勝した藤沢舞(札幌市役所)が8時間07分13秒で2位、3位は伊藤夕子8時間18分21秒。
2位藤沢舞(札幌市役所)(左)、3位伊藤夕子(武蔵ウルトラマラソン)
50キロレースは、男子が岩山海渡(千葉陸協)が3時間4分4秒で、女子は招待選手の小幡佳代子がそれぞれ優勝。ともに前年を上回る好記録だった。
2位西澤悟志(山二発條)(左)、3位目移和行(雫石町陸協)
2位永井真友美(eA茨城)(左)、3位永盛真由美
ワイナイナ選手は、レース後「80キロ地点では暑さで精神的にきつかったが、身体は問題なかったので、そこから頑張って飛ばした。来年は、世界新記録を狙いたい」と早くも意気込んでいた。
なお、同大会100キロ登録の部、男女の上位各6人は、今年11月7日、ジブラルタルで開催のIAU100キロワールドカップの大会出場資格を与えられる予定。
また、50キロの男女各優勝者は、8月29日、アイルランドのゴールウェイのIAU50キロワールドトロフィー・ファイナルへの出場資格が与えられる予定。
成績:
■100k登録男子1.Eric Wainaina(ライツAC) 6:39:52 (招待選手)
2.荒木孝文(ウィングアスリート)6:41:07
3.能城秀雄(エスフォルタ)6:46:516:
4.原良和(蒼穹クラブ)6:48:41
5.高橋雅一(東京陸協)7:02:02
6.中台慎二(Harriers)7:07:10
7.松下剛大(東京陸協)7:13:22
■100k登録女子
1. 松下栄美(東京陸協)7:49:31
2. 藤沢舞(札幌市役所)8:07:13
3. 伊藤夕子(武蔵ウルトラマラソン)8:18:28
4. 片山志保(旭川走友会)8:36:07
5. 大八木和歌子(パナソニック電工陸上競技部)8:37:07
6. 大田美紀子(京都炭山修業走)8:37:41
■50k総合男子
1. 岩山海渡(千葉陸協)3:04:04
2. 西澤悟志(山二発條)3:18:53
3. 目移和行(雫石町陸協)3:3:25:37
■50k総合女子
1. 小幡佳代子(東京陸協)3:41:45(招待選手)
2. 永井真友美(eA茨城)3:56:11
3. 永盛真由美 4:13:56
■100k一般総合男子
1. 加山幸治(加登屋商店)7:31:21
2. 工藤貴裕(暇人28号)7:56:58
3. 新井拓也(ウィグライプロ)8:01:54
■100k一般女子総合
1.松沼佳子 9:22:49
2.池谷茂子 9:32:33
3.竹山直子(道マラソンクラブ)9:33:00











