IAU 24時間走ワールドチャンピオンシップ代表選手選考について

2012年 IAU 24時間走ワールドチャンピオンシップ代表選手選考について

※ 2012年のIAU 24時間走ワールドチャンピオンシップは、2012年9月8-9日にポーランドで開催される予定です。これに対応して国内派遣代表選手選考基準と選考スケジュールをお知らせします。

●代表選考対象選手基本資格
日本陸上競技連盟(JAAF: IAU正会員組織)または日本ウルトラランナーズ協会(JUA: IAU准会員組織)のどちらか、あるいは両組織の登録者。

注)
(1) 代表選考対象希望で下記選考指定大会あるいは指定期間内のIAU公認大会に出場する際には、その大会へのエントリーの時点で上記の要件を満たしていることが必須です。
(2) 最終的に代表選手に選出(内定)される際は、日本陸連とJUAの両組織に登録していることが必須です。

●代表選手選出人数
男女各6名以内(男女各3名以上であることが望ましい)

●優先内定
2010 IAU 24時間走ワールドチャレンジ(フランス:2010年5月13-14日)におけるメダル獲得者(男女3位以内)から男女上位1人を優先内々定選手とします。(記録不問・繰上げあり)

※優先内々定選手が前後大会不参加条件(下記)も含めて内定を受諾する場合は、日本陸連とJUAの両組織の平成23年度の登録を完了した上で、所定の申告書にて11月4日(金)郵送必着でIAU国内競技管理委員会(以下、管理委員会)に申告してください。書類の受理をもって内定となります。

[ 代表選手の前後大会不参加の原則 ]
原則として、2012年8月18日?9月16日の間に100kmを超える距離走、または12時間以上の時間走、あるいはこれに相当する大会(トレールなど)などへのエン トリーを事前に回避することが選出の条件となります。

[ 決定済みの優先内々定選手 ] 
(所属は2010年のもの)

男子: 井上真悟(東京陸協) 2010 IAU 24時間走ワールドチャレンジ 金メダル(1位)
女子: 該当者なし

●2011年代表選考指定大会
第6回 神宮外苑24時間チャレンジ 2011年10月15-16日

●国内標準記録(km)

   男子  女子  IAU標準
X  250   230  
S  240   220   A
A  230   210 
B  220   200   B
C  210   190
D  200   180   C

●第一次選考
(1) 2011年代表選考指定大会において、国内標準記録Aに達した選手より、上記の優先内々定者を含めて男女上位6人までを内々定とします。
(2) (1)において対象選手数が2人未満(優先内々定選手を含めない)の場合は、2011年代表選考指定大会において国内標準記録Bに達した上位選手から男女各2人(優先内々定選手を含めない)になるまで繰り上げて内々定とします。

※第一次内々定選手が前後大会不参加条件も含めて内定を受諾する場合は、日本陸連とJUAの両組織の平成23年度の登録を完了した上で、所定の申告書にて11月4日(金)郵送必着で管理委員会に申告してください。書類の受理をもって内定となります。

※第一次選考までの段階において内々定選手から辞退が出た場合の対応は以下のようにします。
(1) 2011年代表選考指定大会での国内標準記録Aの到達を条件に繰り上げます。(この場合、優先内定選手を含めて男女最多で6人までとなります)
(2) 内定選手が2人未満(優先内定選手を含めない)になった場合には、2011年代表選考指定大会における国内標準記録Bの到達を条件に男女各2名(優先内々定選手を含めない)になるまで繰り上げます。(今回の選考の場合は、優先内定選手を含めて男子は最多で3人、女子は最多で2人までとなります)

※繰上げ作業は対象選手に個別に連絡をとって行いますが、必要に応じて所定の申告書を提出していたただきます。

※第一次内定選手は2011年12月上旬までに発表します。

●第二次選考
第二次選考は、第一次選考までにおいて男女6人枠が充足しなかった場合に行います。

[ 代表選出有資格選手 ]
2010年1月1日?2012年2月19日における24時間走のIAU公認記録を保有している選手のうち、国内標準記録C以上の選手を代表選出有資格選手(以下、有資格選手)とします。IAU公認記録は上記期間内の国内外のIAU公認大会において記録されたものとし、24時間を超える時間走大会における24時間スプリットも含まれますが、道路距離走における24時間での通過距離は含みません。

現状においては、すべての有資格選手の連絡先、国外も含めたすべての公認大会の記録などを網羅的に把握する体制が十分に整備されていないため、代表選考を念頭において選考指定大会以外のIAU公認大会へ出場する際は、事前に選手登録情報(日本陸連あるいはJUAの登録)を添えて管理委員会に通知してください。手続きに不備があった場合は、選考対象とならない場合があります。

※有資格選手が第二次選考対象となることを希望する場合は、所定の申告書にて2012年1月1日?2月29日(水)の期間内に郵送必着で管理委員会に申告してください。この場合、平成23年度は日本陸連かJUAのどちらかの登録があれば良いこととします。期日までに申告がない場合は、代表に選出されることを辞退したものとみなします。有資格選手の判定、確認は、原則的にIAUが毎年1-2月に発表する2010年および2011年の年間ランキングを基に行われますが、選手からの申告に基づくJUAの独自調査情報も活用します。

※優先内々定選手および第一次選考における内々定選手が11月4日締め切りの申告の段階で内定を辞退した場合でも、その後状況が変化して出場を希望する場合は、あらためて第二次選考対象希望申告をすることが可能です。ただし、優先内々定および第一次選考における優先権は無効となります。

※第二次内定選手は、第二次選考対象希望申告が受理された有資格選手のうち記録上位者より、実績、本人の意向およびスケジュール、その他の問題点などについて管理委員会で調査、検討、協議した上で選出されます。

※通常年における選考においては、記録レベルの有効性について直近年度のものを優先する規定を設けてきましたが、2012年大会の選考においては、2011年の世界選手権の開催が中止となったことを考慮し、2010年の実績も尊重する意味で年度による優先は行わないこととします。

※第二次内定選手の発表は、2012年3月中旬の予定です。

●補欠選手
第二次選考対象希望申告をした有資格者のうち、期間内国内標準記録B以上の選手が男女6人の代表枠を超過して存在する場合は、それらを補欠選手として第二次内定選手と同時に発表します。

●最終内定選手
第二次内定選手の発表後、2012年3月中旬?4月中旬にすべての内定選手に最終的な内定受諾の可否を再確認します。最終内定者発表前に辞退者が出た場合は補欠者から繰り上げます。最終内定者発表後は補欠の権利は原則として失効し、以後、正当、不可避な理由によりやむを得ず辞退者が出た場合は欠員とします。

※基本的に指定期間内に国内B標準に到達していない有資格者(すなわち国内C標準記録保持者)は補欠に含めませんが、最終内定選手発表以前の段階で内定者数が代表チーム最少構成人数(男女各3人)を満たない場合は、選考対象希望申告書を提出した期間内C標準記録保持者が繰り上げ補充候補として検討されます。

※最終内定者の発表は、2012年5月中旬までに行う予定です。

※すべての内定者は、最終内定者発表時までに平成24年度の日本陸連とJUAの両組織の登録を完了して登録情報を管理委員会に通知してください。平成24年度の登録がされてない場合は内定が発表できないことがあります。

●代表選手正式決定
2012年世界大会の最終エントリー期日に合わせます。(期日未定、おおよそ2012年8月初旬)

●問合せ先: 
 IAU国内競技管理委員会 (日本ウルトラランナーズ協会内)
       電子メールアドレス   <jpn24rt@yahoo.co.jp>

 
[ 参考 ] 
代表選出有資格者一覧 (2011年3月31日現在)
※各年別個人最高記録を記載
※国内標準記録レベルを記載
○優先内々定済み

【男子】

2011
該当者なし

2010
X 井上真悟○ 273.708km
X 関家良一 268.126km
X 境祐司 258.907km
S 本田正彦 246.063km
S 安孫子亮 242.661km
A 古北隆久 231.977km
B 日浦泰博 226.095km
B 竹田賢治 225.885km
B 小沢和彦 220.187km

【女子】

2011
X 稲垣寿美恵 240.631km

2010
X 稲垣寿美恵 241.426km
X 工藤真実 239.323km
S 白川清子 220.986km
A 伊藤夕子 213.932km
B 能渡貴美枝 203.048km
B 江崎由佳 200.226km
C 加村雅柄 194.656km