2014 IAU 24時間走世界選手権代表選手選考について

2014年のIAU 24時間走世界選手権大会の開催については2013年10月1日現在で未定ですが、2013 IAU 24時間走世界選手権(オランダ:5月11-12日)の結果と2013年の国内選考指定大会の開催発表を受けて、2014年の世界大会開催見込み段階での日本代表選手選考基準を発表します。正式に世界選手権の開催が発表された後に、内容は調整あるいは修正されます。2014年大会の開催が見送られた場合は、当選考基準は無効となります。
●代表選考対象選手基本資格
日本陸上競技連盟(日本陸連:IAU正会員組織)または日本ウルトラランナーズ協会(JUA:IAU准会員組織)の少なくともどちらかの組織の登録競技者。
※ 代表選考対象希望で下記選考指定大会あるいは指定期間内のIAU公認大会に出場する際には、その大会へのエントリーの時点で上記の要件を満たしていること。
※ 最終的に代表選手に選出(内定)される際は、日本陸連とJUAの両組織への登録がされていること。
●代表選手選出人数
男女各6名以内(6名未満となる場合もあるが、男女各3名以上であることが望ましい)
●国内標準記録(km)
   男子  女子  IAU標準
X  250   230  
S  240   220   A
A  230   210 
B  220   200   B
C  210   190
D  200   180   C
I  2014 IAU 24時間走世界選手権代表選考
(1)優先内定
[1] 2013 IAU 24時間走世界選手権(オランダ:5月11-12日)において、日本選手が男女総合3位以内に入っている場合は、男女の最上位者(記録条件なし)を優先内々定選手とする。
[2] [1]の大会において、日本選手が男女総合3位以内に複数入っている場合は、[1]における優先内々定の対象者に次ぐ男女の最上位者について、国内標準記録Sの到達を条件として、[1]に追加して優先内々定選手とする。
[3] [1]で該当者がない場合は、国内標準記録Xの到達を条件に、男女の最上位者1名(順位条件なし)を優先内々定とする。
[ 優先内々定選手 ]
【男子】 楢木十士郎(福岡・糟屋郡陸協) 255.940 km 6位 (条件[3])
【女子】 工藤真実(東京・24時間走チームJAPAN) 252.205 km 1位 (条件[1])
※ 上記優先内々定者の内定確定手続きのスケジュールは未定。
[ 代表選手の前後大会不参加の原則 ]
原則として、大会当日3週末前から大会翌週末の期間に100kmを超える距離走、または12時間以上の時間走、あるいはこれに相当する大会(トレールなど)などへのエン トリーを事前に回避することが選出の条件となる。ただし、現時点では2014年の世界大会の日程が発表されていないため、具体的な指定は開催の発表後に行う。
(2)第一次選考
2013国内代表選考指定大会
第8回 神宮外苑24時間チャレンジ 2013年11月9-10日
[1] 2013年国内代表選考指定大会(以下、選考指定大会)において、国内標準記録Sに達した選手より、上記の優先内々定者を含めた人数で男女上位4人までを内々定とする。
※ 今回の場合は、優先内々定者が男女1人ずついるため、選考指定大会からは男女各上位3人までを内々定とする。
※ 優先内々定者が選考指定大会に出場して3位以内に入った場合は、4位を繰り上げる。
[2] 選考指定大会において、[1]までの段階で内々定となっていない最上位の選手が国内標準記録Xに達している場合は、第一次内々定者に追加する。
[3] [1]において国内標準記録Sの到達者が1人または不在(優先内々定選手を含めない)の場合は、当選考指定大会において国内標準記録Aに達した最上位選手から男女各1人(優先内々定選手を含めない)を内々定とする。
※ 第一次内々定者の内定確定手続きのスケジュールは未定。
[ 内定前の辞退者がある場合の対応 ]
第一次選考までの段階において内々定選手から辞退が出た場合の対応は以下のようにする。
[1] 代表選考指定大会での国内標準記録Sの到達を条件に繰り上げる。(優先内々定選手を含めて男女最大4人となるまで)
[2] 選考指定大会において、[1]までの段階で内々定となっていない最上位の選手が国内標準記録Xに達している場合は、第一次内々定者に追加する。
[3] 最終的な第一次内定選手が1人または不在(優先内々定選手を含めない)の場合は、当選考指定大会において国内標準記録Aに達した最上位選手から男女各1人(優先内々定選手を含めない)を内々定とする。
※ 第一次内定選手の発表スケジュールは未定。
(3)第二次選考
第一次選考までにおける内定者は最大で男女各5名となる可能性があるが、第二次選考では、それらの内定者に加えて、一定の条件を満たす選手を代表選手選出人数枠(6人)内で選出する。ただし、必ずしも枠がすべて充足されるとは限らない。
[ 代表選出有資格選手 ]
2012年1月1日以降(期間の終末日は原則として2014世界選手権大会の期日に応じて設定されるため、現時点では未定)における24時間走のIAU公認記録を保有している選手のうち、国内標準記録B以上の選手を代表選出有資格選手(以下、有資格選手)とする。IAU公認記録は上記期間内の国内外のIAU公認大会において記録されたものとし、24時間を超える時間走大会における24時間スプリットも含むが、道路距離走における24時間での通過距離は含まない。
※ 代表選考を念頭において選考指定大会以外のIAU公認大会へ出場する際は、事前に選手登録情報(日本陸連あるいはJUAの登録)を添えてJUAに通知してください。事後通知など、手続きに不備があった場合は、選考対象とならない場合があります。
※ 各標準記録レベル内での比較においては、直近年(2013年以降)の記録が優先される。
※ 第二次内定選手は、第二次選考対象希望申告が受理された有資格選手の記録上位者より、実績、本人の意向およびスケジュール、その他の問題点などについてJUAで調査、検討、協議した上で選出される。原則として国内標準記録A以上の選手を第二次選考で選出する。
※ 第二次選考における選出人数は、国内標準記録Xの制限はないが、同Sは2人まで、同Aは1人までとする。

※ 優先、第一次および第二次内定者を併せても男女各3名以下の場合は、第二次選考対象希望申告が受理された国内標準記録Bの有資格選手も含めて選考が検討される場合があるが、あくまで予備的な措置とする。
●補欠選手
第二次選考対象希望申告をした有資格者のうち、期間内国内標準記録S以上の選手が第二次選考までの内定者数を超過して存在する場合は、それらを補欠選手として第二次内定選手と同時に発表する。ただし、補欠からの繰り上がりは欠員分のみとする。
※ 第二次内定選手、補欠選手の発表スケジュールは未定。
●最終内定選手
発表スケジュールは未定。
II   2014年の世界選手権が開催されなかった場合の対応について
世界選手権の2014年大会は、現時点では開催については未定であり、最終的に開催が見送られる可能性もあります。仮に、2014年大会が開催されなかった場合については、Iの選考基準は無効となります。また、2015年大会(開催未定)の代表選考への対応は以下のようにします。
[1] 2013年の国内代表選考指定大会において、2012年1月1日以降から当該選考指定大会を含むまでの間に国内標準記録XのIAU公認記録を有した上で、男子245km以上、女子225km以上の記録で優勝した場合、優先内々定とする(選考指定大会で初めてXに到達した場合も含む)。内定確定手続については、2015年の世界選手権の開催準備状況に応じて、後日発表する。
[2] 残枠は、2014年に開催が予定される国内代表選考指定大会の結果による第一次選考と、その後の第二次選考によるが、詳細は2015年の世界選手権の開催準備状況にも応じて2014年に発表する。
●問合せ先: info@jua-org.jp