2015 IAU 24時間走世界選手権が4月11-12日にイタリアのトリノで開催予定であることはすでに発表されていますが、7月22日付けで2014世界選手権（台北大会）の開催中止が発表されたことに伴い、2015世界選手権トリノ大会の日本代表選手選考基準について発表します。
【基本事項】
（１）代表選考対象選手資格
2014年に実施の代表選考指定競技会および2013年以降のIAU公認ラベル競技会に日本陸上競技連盟（日本陸連：IAU正会員組織）と日本ウルトラランナーズ協会（JUA：IAU准会員組織）の両方に登録をした上で出場し、公認記録を残した競技者。
注） すでに終了している2013年の競技会への出場については、旧規則として上記組織のどちらかの登録でもよいこととするが、2014年からは公認競技会出場の時点で両組織の登録が必要となる。なお、国内の選手登録の期間は当該年4月-翌年3月だが、公認競技会（海外含む）の区切りは当該年1月-12月とする。
（２）代表選手選出人数
男女各6名以内（6名未満となる場合もあるが、男女各3名以上であることが望ましい）
（３）国内標準記録（km）
男子 女子 IAU標準
Y 260 240
X 250 230
S 240 220 A
A 230 210
B 220 200 B
C 210 190
D 200 180 C
（４）代表選手の前後大会不参加の原則
大会当日3週末前から大会翌週末の期間（すなわち2015年3月18日-4月16日）に、一度に100kmを超える距離走あるいはそれに相当する大会（ウルトラトレイルレースなど）へのエン トリーを事前に回避することが選出の条件となる。
【2015 IAU 24時間走世界選手権代表選考（2014年7月23日現在）】
（１）2014代表選考指定競技会
(a) 2013 IAU 24時間走世界選手権（オランダ：2013年5月）
(b) 第8回神宮外苑24時間チャレンジ（東京：2013年11月）
(c) 第9回神宮外苑24時間チャレンジ（東京：2014年11月8-9日）
（２）第一次代表選考内々定優先順位
【男子】
1. 指定競技会(a)(b)における国内標準Y以上の選手
2. 指定競技会(c)における国内標準X以上の上位3選手（第1優先対象者を除く）
3. 指定競技会(c)における国内標準Y以上の第1、第2優先対象者を除いた最上位選手
【女子】
1. 指定競技会(a)(b)における国内標準X以上の選手
2. 指定競技会(c)における国内標準A以上の最上位選手（第1優先対象者を除く）
3. 指定競技会(c)における国内標準S以上の第1、第2優先対象者を除いた上位3選手
内々定該当者は、個別に送付される内定希望申告書を以下の期日までに提出する。
・指定競技会(a)(b)における該当者： 10月18日
・指定競技会(c)における該当者： 11月26日
（３）第二次選考
第二次選考では、第一次内定者に加えて一定の条件を満たす選手を代表選手選出人数枠（6人）内で選出する。ただし、必ずしも枠がすべて充たされるとは限らない。
＜代表選出有資格選手＞
2013年1月1日以降2014年12月14日までにおけるIAU公認記録を保有している選手のうち、国内標準記録S（男子）、B（女子）以上の選手を代表選出有資格選手（以下、有資格選手）とする。IAU公認記録は上記期間内の国内外のIAU公認大会において記録されたものとし、24時間を超える時間走大会における24時間スプリットも含むが、距離走における24時間での通過距離は含まない。
※ 各標準記録レベル内での比較においては、2013年の記録より2014年の記録が優先される。
※ 第二次内定選手は、有資格選手の記録上位者より、実績、本人の意向およびスケジュール、その他の問題点などについてJUAで調査、検討、協議した上で選出される。
※ 第二次選考における選出人数は、男子は国内標準記録Xが無制限、同Sが原則として2人までとし、女子は同S以上が無制限、同Aは原則として1人までとする。
※ 第一次および第二次内定者を併せても男女各3名以下の場合、女子においては国内標準記録Bの有資格選手の選考が検討されるが、あくまで予備的な措置とする。
※ 第二次内定選考対象希望申告は、案内に従って12月19日必着で提出する。
※ 最終内定者は2015年1月中旬に発表予定とする。
（４）欠員補充
内定後に辞退者が生じた場合は、その時期と状況を考慮して、欠員にするか補充するかをJUAが判断する。
※ 2014世界大会の内定取消となった選手が第9回神宮外苑24時間チャレンジへの出場を希望する場合は、大会事務局に問い合わせてください。