2019 IAUトレイル世界選手権代表選手 レース後コメント

川崎 雄哉

「3年連続3回目となるトレイル世界選手権に参加してきました。結果は23位。一昨年30位、昨年27位だったので、結果だけ見ると世界との差は詰まってきていると感じています。過去2年間は自分の力を出し切れずに、悔いが残る内容でした。しかし今回はゴール後に出し切った達成感があったので、今の自分のベストは尽くせたと思います。まだまだ世界トップレベルになるには課題が多いですが、今後も更に上を目指して頑張っていきたいです。来年の世界選手権は開催されませんが、再来年またチャンスがあれば挑戦したいと思ってます。最後に、今回もたくさんの方に応援・支援していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。」

 

森本 幸司

「初めての世界選手権が終わりました。結果は70位で順位としては良くありませんでしたが、自分の持てる力を出せた事は良かったと思います。高速レースとなりスピードで付いて行けなかった部分や、下りの技術など次への課題も見つかりました。世界トップレベルのレースを経験出来た事はこの先大きなものになると思います。レースまでの期間を順調に過ごす事ができ、仲間との時間も非常に貴重なものでした。今後この競技が益々盛り上がるよう、今回の経験を沢山の方に伝えていければと思っています。沢山の応援やサポートしてくださった方々に感謝致します。ありがとうございました。」

 

横内 佑太朗

「まずはじめに、世界選手権出場にあたり日本から沢山の応援、ご支援をいただき誠に有難うございました。結果は4時間23分35秒(98位)と思い描いた走りが全く出来ず不甲斐ないレースになりました。ご期待に添えられず申し訳ございませでした。レース展開としましては、10位を目標に10kmぐらいまでの走れるセクションは先頭が見える10〜15位ぐらいで通過しましたが、15kmぐらいで手先が痺れ出し、20km地点では両足が攣ってしまい後半はレースになりませんでした。結果としては悔しいレースになりましたが、自分の強みを出し切りたいという思いで腹を括り、前半からチャレンジしたことに悔いはありません。そして前半だけでもトップの選手と走ることにより世界との差を肌で感じ、自分の弱さや足りないものが明確になりました。これを「良い経験だった」という一言で終わらせない為にも引き続きトレイルランニングと向き合い、取り組みたいと思います。最後になりましたが”Team Japan”として一緒に戦った選手、スタッフの皆さまに心から感謝します。素晴らしい仲間に巡り合えたことは私の財産です。本当にありがとうございました。」

 

吉住 友里

「まず初めに、今回お世話になったJUA&TJAの担当者の方々、日本から応援してくださったたくさんの皆様、ウェアや物品などを提供してくださったスポンサー様、そして、一緒に日本チームとして参加し、闘った日本選手団の皆様、本当にありがとうございました。
 3年前に日本から初めてIAUトレイル世界選手権への派遣が行われた時に出場し、その時もポルトガルで、2016年は13位という結果でした。3年ぶりに参加を決め、今回は、前回よりも上位を、できれば10位以内に入ることを目標にしていました。結果は、4時間32分49秒で16位。
 試走でもコースを下見し、高低差が少なく走りやすいコースで、高速レースになることは予想していましたが、想定以上に序盤からハイスピードで出遅れてしまい、シングルトラックで渋滞し、20km地点までは抜きたくても抜けず、思うように走れないじれったさがありました。後半の追い上げで順位をあげ、何とか日本人女子トップの16位でゴールしましたが、いろいろな部分で課題や克服すべき点もたくさん見つかり、狙っていた結果は出せず、悔しい思いをしました。それでも、今回できる準備はしっかりやってきたし、出し切れたと思っています。ただ、まだまだ今後トレーニングを積んでいけば、もっと上にいけるという可能性を感じることができ、この経験を糧に、また次のステップへと進んでいきたいです。
 2年後は、マウンテンランニングと共同になり、大きく生まれ変わることも発表され、この山岳ランニングの世界が発展し、盛り上がっていくことがとても楽しみです。また2年後、次こそはメダル獲得を目標に、また頑張っていきたいと思います!」

 

宮﨑 喜美乃

「はじめて日本代表という立場で走らせていただき、応援していただいた多くの方々、サポートしていただいた日本ウルトラランナーズ協会、日本トレイルランニング協会の皆さまに感謝致します。今年、世界の舞台を、今回の日本代表メンバーと共に経験できたこと、それはとても私にとってかけがえのない財産となりました。実力不足のため、72位と大きな成果を出すことができませんでしたが、この経験を無駄にせず、また今回芽生えた闘志を絶やすことなく、次の世界への舞台を目指して日々過ごしていきます。改めて多くの応援、多くの支援をいただき、誠にありがとうございました。」

 

城武 雅

「トレイル世界選手権を大きなケガなく無事完走できました。自分の目標であった10位内には到底及ばない48位という不甲斐ない結果でありましたが、世界トップレベルとの差を肌で感じる貴重な機会でした。このような機会を得られたことに大きく感謝したいと思っております。今まで練習してきたことである程度十分であったこと、足りなかったこと等を自分の中で咀嚼し、今後に活かしていきたいと思っています。今後は、今回得られた経験を自分の中に留まらず、これから世界を目指していくトレイルランナーの方と共有できるような活動を続けていきたいと思っております。この度は本当にありがとうございました。」