2019 IAU 50km世界選手権 代表選手コメント

村戸 雄輝(ハートブレイク)

「4年前に続き2回目の海外レースを走る貴重な機会を頂きありがとうございました。4年前は初の海外ということもあり、移動で疲れてしまいレースでは全く身体が動きませんでしたが、今 回は前回の経験のお陰で心身の準備ができており、それほど疲れを感じず現地に到着することができました。レースは走り易いコース、気候のお陰でハイペースとなり、私は第2集団でレー スを進め、終盤集団が崩れてからも最後まで自分のペースを崩すことなく走り切ることができました。順位は22位と入賞には程遠いものでしたが、昨年の神宮外苑での記録を3分ほど縮めることができ、現在の力は出せたと思います。しかし団体戦では私の走り如何では届いたかもしれない銅メダルに及ばず、3番目の選手の力の重要性を痛感しました。次回挑戦する際には3時間を切れるように準備を重ねて、もう一度この舞台に戻ってきたいと思います。サポート頂いた皆様ありがとうございました。」

 

風見 尚(愛三工業)

「この度はIAU50km世界選手権大会の日本代表として参加させていただきました。初めに大会を無事に終えることができ、チームスタッフおよびチームメイトの方々にお礼申し上げます。結果は男子団体4位、個人9位という成績でした。団体3位・個人3位以内を目標にしていたので残念ながら未達成となりました。スタート時は大体20℃を切る位で、コース上は日陰になっていたので気温よりも涼しく感じました。レースは序盤スローで入り、周回を重ねるごとに少しずつペースが上がっていき、先頭の選手が入れ替わりながらペースのゆさぶりがありました。そして 29km位の下り坂で南アフリカの選手がペースを3分15秒位まで上げてきました。そのペースアップで10人程度の先頭集団から私は離れてしまいました。その後マイペースを保ち、最後の2km で2人の選手をかわしてゴールしました。29kmまでの先頭集団の前に位置付けていたのでゆさぶりに対応してしまい、無駄な力を使ってしまったと反省しています。自己記録は更新できましたが、他の選手が好記録だっただけに悔しさが残りました。大会の円滑な運営があり、今大会はとても盛り上がった印象の大会でした。」

 

久本 駿輔(GRlab)

「この度IAU50km世界選手権で初めて日本代表として走らせて頂きました。初めに本大会に一緒に参加したチームスタッフ、チームメイト、そして大会に関わった全ての方々に感謝申し上げます。結果は男子団体4位、個人では12位の結果でした。目標は団体3位、個人では8位以内を掲げていたため達成することはできませんでした。レースの序盤は想定通りのペースで練習での成果を発揮できましたが、15キロ過ぎたあたりからペースの上げ下げが始まり30キロ手前でそれに対応できなくなり離れてしまいました。その後は8位以内が厳しいことがわかっていたので、最低2:55切りに切り替えてからはペースを最後まで保つことができ自己ベストを10分ほど更新することができました。本大会のレベルが想定より高く入賞ラインに全く絡むことができなかったことに自分の無力さを感じました。特にペースの上げ下げに対応する練習と意識が不足していました。タイムに関しては好コンディションに恵まれてたとはいえ想定よりも良く驚きましたが、風見さんに勝っていればアジア記録だったと後から知り、今は悔しさのほうが大きいです。今後また世界選手権に参加させて頂く機会がありましたら本大会で得たことを必ずフィードバックし、更に力をつけて順位での目標を達成できるように頑張ります。本大会は開会式から現地での熱気がすごく、選手村も充実していたおかげでプレッシャーなく楽しんで走ることができました。本当にありがとうございました。」

 

小栁 由香(内田治療院)

「この度はIAU 50km世界選手権大会の日本代表として参加させていただきありがとうございました。開会式やセレモニーの雰囲気、スタッフの方々のサポートが行き届いていましたし、日本チームのメンバーも雰囲気が良く、素晴らしい経験が出来ました。私のレース展開としては、2年前の神宮外苑の選考レースが初50kmで今回が2度目で、日本の暑さとは違い日差しは強くても走りやすい気候でしたが、経験が浅く自分のペースがよく分からない為、抑えすぎた走りになってしまいました。ラスト5km過ぎに前方に見える選手を目標に徐々にペースを上げ1つ順位を上げることが出来ましたが、私以外のチームメイトは全員自己ベストだったので、もっと攻めるレースをするべきだったと悔やまれてなりません。また機会をいただけるように練習に励みたいと思います。何もかもが初めてのことでしたが、スタッフの皆様・チームメイトに沢山サポートしていただき、貴重な時間を過ごすことができましたことに感謝申し上げます。」

 

藤澤 舞(札幌エクセルAC)

「IAU50km世界選手権は、3年前にドーハで開催された大会に続き4度目の出場でした。過去に出場した大会では、全く入賞に絡むことが出来ず、世界とのレベルの差を痛感し悔しい思いをしてきました。世界で戦うには自身の競技レベルの引き上げが必要でしたので、近年はスピード持久力の向上を目指し、自分なりに調整して今大会に挑みました。結果は、3時間26分25秒で13位。涼しいコンディションや比較的走りやすいコースレイアウトだったこともあり、目標であった自己ベスト(3時間29分49秒)を約3分半更新する事はできましたが、順位は13位とまだまだ自分の力不足を感じました。今大会では最終周回で失速してしまうなど課題も残るレースとなったため、今後はこの経験を活かして更にトレーニングを積み、またチャレンジする機会があれば、次回はメダルを狙う走りが出来たらと思っています。最後に、今回一緒に戦った日本チームの皆さま、サポートスタッフ、日本で応援してくださった多くの皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!」