2017 IAU 24時間走世界選手権は、7月1-2日に英連邦・北アイルランドのベルファストで開催予定であることが発表されています。日本代表選手は以下の選考要項にて選出します。なお、以前の選考要項の慣例からは改訂されている部分があります。
※ 選考要項改訂のポイント
・男女各4名でのチーム構成をベースとする(3~6名の可能性あり)。
・第一次選考として当該選考年(2016)の選考指定競技会における成績を最重視する。
・第二次選考の対象となる成績も当該選考年(2016)以降のものとし、記録条件もより高く設定する。
【基本事項】
(1)代表選考対象選手資格
2016年に実施の代表選考指定競技会および2016年1月1日以降のIAU公認ラベル競技会に日本陸上競技連盟(日本陸連:IAU正会員組織)と日本ウルトラランナーズ協会(JUA:IAU准会員組織)の両方に登録をした上で出場し、公認記録を残している競技者。
(2)代表選手選出人数
基本として男女各4名で最大6名とする。また、基本予定枠は充足しないこともあるが、男女各3名以上であることが望ましい。
(3)国内標準記録(km)
男子 女子 IAU標準
Y 260 240
X 250 230
S 240 220 A
A 230 210
B 220 200 B
C 210 190
D 200 180 C
(4)代表選手の前後大会不参加の原則
大会当日3週末前から大会翌週末の期間(すなわち2017年6月10日-7月9日)に、一度に100kmを超える距離走あるいはそれに相当する大会(ウルトラトレイルレースなど)へのエントリーを事前に回避することが選出の条件となる。
【2017 IAU 24時間走世界選手権代表選考(2016年7月18日現在)】
(1)2016代表選考指定競技会
第11回神宮外苑24時間チャレンジ(東京:2016年12月17-18日)
(2)第一次代表選考
男子: 指定競技会における国内標準X以上の上位4選手を内々定とする。
女子: 指定競技会における国内標準A以上の上位4選手を内々定とする。
※ 内々定該当者で内定を希望する場合は、JUAのinfoアドレスにメールで2016年12月22日までに問い合わせて申告書を入手し、同28日までに提出する。
(3)第二次選考
第二次選考では、第一次内定者に加えて一定の条件を満たす選手を追加または補充して選出する。
<代表選出有資格選手>
2016年1月1日以降2016年12月27日(期間は2016年に限定されているので注意する)までにおけるIAU公認記録を保有している選手のうち、国内標準記録S(男子)、B(女子)以上の選手を代表選出有資格選手(以下、有資格選手)とする。IAU公認記録は上記期間内の国内外のIAU公認大会において記録されたものとし、24時間を超える時間走大会における24時間スプリットも含むが、距離走における24時間での通過距離は含まない。
※ 第二次内定選考対象希望者は、JUAのinfoアドレスにメールで2016年12月28日までに問い合わせて申告書を入手し、2017年1月8日までに提出する。
※ 第二次代表内定選出希望申告書を提出した記録上位者より、実績、本人の意向およびスケジュール、その他の問題点などについてJUAでインタビュー、調査、検討、協議した上で選出される。
※ 第二次選考における選出人数は、男子は国内標準記録Y以上であれば、第一次内定者を含めて合計6名まで、同Xは合計4名(第一次内定で4名に達している場合は追加しない)までとし、女子は同Sが合計6名まで、同Aは4名(第一次内定で4名に達している場合は追加しない)までとする。
※ 第一次および第二次内定者を併せても男女各3名以下の場合、男子は国内標準記録S、女子は同Bの有資格選手の選考が検討されるが、男女各合計4名を上限とする(必ず4名選出することは意味しない)。
※ 最終内定者は2017年2月上旬までに発表予定とする。
(4)欠員補充
内定後に辞退者が生じた場合は、その時期と状況を考慮して、欠員にするか補充するかをJUAが判断する。