2019年24時間走世界選手権代表派遣選手選考ポイントシステムについて補足します。2017年は世界選手権が先行して実施されたため、代表選考指定大会は神宮外苑24時間チャレンジのみとなり、順位ポイントが付与される競技会は1つでしたが、2018年はアジア・オセアニア選手権が後から発表され、かつ同一年の既存指定大会である神宮外苑24時間チャレンジと開催日が近いこともあり、選考指定大会をこの両者に指定し、それぞれに順位ポイントを付与することとなりました。2018年の順位ポイントの付与については、当初「記録ポイントを獲得した競技会における順位ポイントを採用」としてありましたが、再検討の結果、以下に記すように修正・変更します。
<原則>
・記録ポイントについては、順位ポイントの付かない一般の大会で好記録を出し、指定大会を上回る記録ポイントが得られるような場合は高い方の記録ポイントを採用する。
・2018年に指定大会に出場していない場合は、その年の順位ポイントは付かない。
・2018年については順位ポイントの付く指定大会が2つになるが、両大会に出場する場合、いずれか1大会での順位ポイントのみが採用され、同一年内での積算はされない。どの順位ポイントを採用するかついての説明を以下に記す。
<複数の選考指定大会からの順位ポイント採用方法~2018年の場合>
・まず、先行する神宮外苑24時間チャレンジ(外苑)でとりあえず記録ポイントと順位ポイントを獲得する(ゼロの場合もある)。
・その後、アジア・オセアニア選手権(アジア)に出場した場合、以下のようなケースには記載のように対応する。
①アジアでの記録の絶対値が外苑のそれに及ばないか、仮に絶対値を伸ばしても記録ポイントが外苑における記録ポイント(同じ記録絶対値でも外苑は記録ポイントが割高に設定されている)を上回らなかった場合は、外苑での記録ポイント(高い方)を採用し、順位ポイントも外苑でのそれ(アジアでの順位ポイントより下がる場合もあり得る)を採用する。
②アジアで記録の絶対値を伸ばして、かつ記録ポイントが外苑のそれを上回った場合は、アジアの記録ポイント(高い方)を採用し、順位ポイントについては、外苑とアジアでどちらか良い方を採用する。この場合、記録ポイントを獲得した大会での順位ポイントに必ずしもリンクしない場合がある。
たとえば、好記録にも関わらず外苑では順位が高くなく、逆にアジアで外苑の記録ポイントにおよばない低い記録ながら順位ポイントが外苑のそれを上回ったとしても、順位ポイントは外苑のものが採用されます(順位ポイントの逆転現象)。また、諸条件により外苑で記録的に芳しくなかったものの順位が良く、逆にアジアでは外苑の記録ポイントを上回りながら順位は低かった場合、記録ポイントはアジアのものが採用され、順位ポイントは外苑のものが採用されます。上記のように、基本的には国内指定大会である外苑の記録および順位が重視されます。アジアでは代表選考のライバルとなる国内選手との直接対決が限定的なため、代表争いとしての大会内での順位の意味が曖昧になるためですが、一方で国際大会での順位も無視できないため、バランスをとってこのような設定となっています。