2017 IAUトレイル世界選手権が6月10日、イタリア北部のバディーア・プラタリア(Badia Prataglia)で開催された。標高800mを超える、四方を山に囲まれた小さな町でのビッグなイベント。昼間は半袖Tシャツでも十分だが朝晩は冷える、走るにはちょうど良い気候だ。世界選手権には世界38ヶ国から男女併せて291名のエントリーがあった。男女ともにヨーロッパ勢の強さが目立ったが、アメリカもチームとして3位に入り存在感を示した。日本勢は男子が3人出場し、近藤選手が前半から積極的に走り、後半失速したものの17位と健闘したが、トップとの差は25分だった。1名の参加となった日本の女子は、大会参加経験がまだ浅い福地選手が総合182位で完走した。次回、翌2018年のスペイン大会における日本代表選手の上位進出に期待したい。代表選考は、本年10~12月に開催される3レースが指定されている。
【大会データ】
参加国:38ヶ国
参加選手
・エントリー: 男子171名 女子120名 291名
・完走: 男子138名 女子101名 239名
<個人・男子 上位>
1. Luis Alberto Hernando (スペイン) 04:23:31
2. Cristofer Clemente (スペイン) 04:24:31
3. Cedric Fleureton (フランス) 04:28:03
<個人・女子 上位>
1. Adeline Roche (フランス) 05:00:44
2. Amandine Ferrato (フランス) 05:00:47
3. Silvia Rampazzo (イタリア) 05:11:07
<日本男子>
17. 近藤 敬仁(静岡) 04:48:31
30. 川崎 雄哉(長崎) 04:59:18
42. 荒木 宏太(熊本) 05:09:19
<日本女子>
182. 福地 綾乃(三重) 06:26:29
<国別チーム・男子>
1 スペイン 13:17:32
2 フランス 13:43:06
3 USA 14:16:53
4 イタリア 14:22:41
5 チェコ 14:38:39
6 ポルトガル 14:41:37
7 日本 14:57:08
※ 各国上位3選手の合計タイム
<国別チーム・女子>
1 フランス 15:17:43
2 イタリア 16:05:08
3 スペイン 16:26:05