女子が国別団体で銀メダルを獲得!
今年の100キロ世界選手権、第26回IAU100キロワールドチャンピオンシップは、36カ国、220名の選手の参加により、4月22日、イタリア北部ミラノから20キロのセレーニョで開催され、日本からは男子4名、女子6名が出場。
日本の女子チームが、見事、第2位に入賞しました。
コースは、スタート・ゴール地点のセレーニョから近隣の市街地を縫って走る20キロを5周回するもの。アップダウンがほとんどないフラットなコース。平均気温15〜16°、曇りから晴れ、低い湿度の好いコンディションと相まって、好タイムが期待されました。
日本の女子選手は、初めから各選手がトップグループに次ぐ位置でしぶとく粘り、3選手がそれぞれ8時間を切って実力を発揮、国別の団体戦で2位となり、総合力で好成績を収めました。
個人別では、工藤真実(24時間走JAPAN)が7時間48分05秒で7位、伊藤夕子(武蔵ウルトラマラソンクラブ)が7時間57分19秒で8位、藤沢舞(札幌市役所)が7時間58分38秒で10位に入り、各選手が順当に実力を発揮しました。
また、大八木和佳子(輝走クラブ)は8時間40分29秒で27位、太田美紀子(京都炭山修業走)は8時間45分17秒、29位で完走しました。
落合尚美(東京陸協)スタート直後からの「突っ込み」(本人談)がたたって40キロでリタイアを余儀なくされました。
男子は、井上真悟(東京陸協)が7時間33分10秒で完走しましたが、他の3選手は残念ながらリタイアしました。男子リタイアが3名に上ったことは、かつてないことで、反省の余地を残しました。
レース全体としては、男子は、イタリアのジョルジュ・カルカッテラが6時間23分20秒の好タイムで圧勝し、女子はアメリカのアミ―・スプロストンが7時間34分08秒で優勝しました。団体戦では、男子優勝がイタリア、女子はアメリカでした。
日本選手の成績:
男子:
43位 井上真悟 7:33:10
原良和 リタイア
中台慎二 〃
高橋雅一 〃
女子:
7位 工藤真実 7:48:05
8位 伊藤夕子 7:57:19
10位 藤沢舞 7:58:38
27位 大八木和佳子 8:40:29
29位 太田美紀子 8:45:17
落合尚美選手 リタイア
総合成績:
男子個人
1位 Giorgio Calcaterra (ITA) 6:23:20
2〃 Jonas Buud (SWE) 6:28:57
3〃 Alberico Di Cecco(ITA)6:40:30
4〃 Asier Ettcheto Cuvas(ESP) 6:44:54
5〃 avid Riddle (USA) 6:45:19
女子個人
1 位 Amy Sproston (USA) 7:34:08
2 〃 Kaisa Berg (SWE) 7:35: 23
3 〃 Irina Vishnevskaya (RUS) 7:36:01
4 〃 Meghan Arbogast (USA) 7:41:52
5 〃 Judit Nagay Foldingen( HUN) 7:43:55
国別団体:
男子
1位 イタリア
2〃 アメリカ
3〃 フランス
4〃 ドイツ
5〃 ノルウェイ
女子
1位 アメリカ
2〃 日本
3〃 ロシア
4〃 イタリア
5〃 ドイツ
工藤 真実 選手 | 伊藤 夕子 選手 |
藤沢 舞 選手 | 大八木 和佳子 選手 |
太田 美紀子 選手 | 落合 尚美 選手 |
井上 真悟 選手 | 原 良和 選手 |
中台 慎二 選手 | 高橋 雅一 選手 |