2013年のIAU 24時間走世界選手権は、2013年5月11-12日にオランダで開催される予定です。これに対応して日本代表派遣選手選考基準と選考スケジュールを発表します。
●代表選考対象選手基本資格
日本陸上競技連盟（日本陸連： IAU正会員組織）または日本ウルトラランナーズ協会（JUA： IAU准会員組織）のどちらか、あるいは両組織の登録者。
（１） 代表選考対象希望で下記選考指定大会あるいは指定期間内のIAU公認大会に出場する際には、その大会へのエントリーの時点で上記の要件を満たしていること。
（２） 最終的に代表選手に選出（内定）される際は、日本陸連とJUAの両組織への登録がされていること。
●代表選手選出人数
男女各6名以内（男女各3名以上であることが望ましい）
●国内標準記録（km）
男子 女子 IAU標準
X 250 230
S 240 220 A
A 230 210
B 220 200 B
C 210 190
D 200 180 C
●優先内定
（１）2012 IAU 24時間走世界選手権（ポーランド：2012年9月8-9日）において、日本選手が男女総合3位以内に入っている場合は、男女最上位者（記録条件なし）を優先内々定選手とする。
（２） （１）以外に、上記大会において日本選手が男女総合3位以内に入っている場合は、上記大会における成績での国内標準記録Sの到達を条件に、（１）の該当者を除いた男女上位1人を優先内々定選手とする。
※優先内々定選手が前後大会不参加条件（下記）も含めて内定を受諾する場合は、
所定の申告書にて2012年9月28日（金）郵送必着でIAU24時間走国内競技管理委員会（以下、管理委員会）に申告してください。書類の受理をもって内定となります。
※内々定は自動的に確定するため、選手自身が判断して申告書を提出してください。期日までに申告がない場合は内定を辞退したものとみなします。不明点は期日以前に管理委員会まで問い合わせてください。
[ 代表選手の前後大会不参加の原則 ]
原則として4月20日（土）〜5/19（日）の期間に100kmを超える距離走、または12時間以上の時間走、あるいはこれに相当する大会（トレイルなど）へのエントリーを事前に回避することが選出の条件となります。
●2012年国内代表選考指定大会
第7回 神宮外苑24時間チャレンジ （2012年10月7〜8日）
●第一次選考
（１） 2012年国内代表選考指定大会において、国内標準記録Sに達した選手より、上記の優先内定者を人数に含めた男女それぞれ上位5人までを新たに第一次内々定とする。
（２）第一次選考（１）までにおいて、第一次内々定選手が優先内定選手を含めた数で男女別4人に達していない場合は、2012年国内代表選考指定大会の成績において国内標準記録Aに達した上位選手から、第一次内々定選手が優先内定選手を含めた数で男女各4人になるまで繰り上げる。
（３）第一次選考（２）までにおいてもなお優先内定と第一次内々定の選手総数が男女別3人に達していない場合は、2012年国内代表選考指定大会の成績において国内標準記録Bに達した上位選手から男女各1人を繰り上げて内々定とする。
※第一次内々定選手が前後大会不参加条件（先述）も含めて内定を受諾する場合は、日本陸連とJUAの両組織の平成24年度の登録を完了した上で、所定の申告書にて11月9日（金）郵送必着で管理委員会に申告してください。書類の受理をもって内定となります。
※内々定は自動的に確定するため、選手自身が判断して申告書を提出してください。期日までに申告がない場合は内定を辞退したものとみなします。不明点は期日以前に管理委員会まで問い合わせてください。
※第一次選考までの段階において辞退が出た場合の対応は以下のようにします。
（４）優先内定および第一次選考内定選手が男女別合計4人未満になった場合には、2012年国内代表選考指定大会における成績での国内標準記録Aの到達を条件に男女各4人になるまで繰り上げる。
（５）第一次選考（４）を経ても内定選手が男女別合計2人未満の場合には、2012年代表選考指定大会における成績での国内標準記録Bの到達を条件に男女各2人になるまで繰り上げる。
※繰上げ作業は対象選手に個別に連絡をとって行いますが、必要に応じて所定の申告書の提出が求められます。
※第一次内定選手は2012年11月中旬〜11月下旬に発表する予定です。
●第二次選考
第二次選考は、第一次選考における内定選手（最大男女5人）に加えて、男女の残枠を補充するために行います。
[ 代表選出有資格選手 ]
2011年1月1日〜2012年12月31日における24時間走のIAU公認記録を保有している選手のうち、男子は国内標準記録A以上、女子は同B以上の選手を代表選出有資格選手（以下、有資格選手）とします。第二次選考における平成24年度の選手登録要件ついては、日本陸連またはJUAのどちらかの登録で十分とします。IAU公認記録は上記期間内の国内外のIAU公認大会において記録されたものとし、24時間を超える時間走大会における24時間スプリットも含まれますが、道路距離走における24時間での通過距離は含みません。
現状においては、すべての有資格選手の連絡先、国外も含めたすべての公認大会の記録などを網羅的に把握する体制が十分に整備されていないため、代表選考を念頭において選考指定大会以外のIAU公認大会へ出場する際は、事前に選手登録情報（日本陸連あるいはJUAの登録）を添えて管理委員会に通知してください。手続きに不備があった場合は、選考対象とならない場合があります。有資格選手の判定、確認は、原則的にIAUが発表する年間ランキングを基に行われますが、それに加えて選手からの申告あるいはJUAの独自調査情報も活用します。
※有資格選手が第二次選考対象となることを希望する場合は、所定の申告書にて2012年12月10日（月）〜2013年1月9日（水）の期間内に郵送必着で管理委員会に申告してください。期日までに申告がない場合は、代表に選出されることを辞退したものとみなします。不明点は期日以前に管理委員会まで問い合わせてください。
※各標準記録レベル内での比較においては、直近年（2012年）の記録が優先されます。
※優先内々定および第一次選考における内々定となった選手が11月9日（金）の段階で内定を辞退するか申告書を提出しなかった場合でも、その後状況が変化して出場を希望する場合は、あらためて第二次選考対象希望申告をすることが可能です。ただし、優先内々定および第一次選考内々定対象者としての優先権は無効となります。
※第二次内定選手は、第二次選考対象希望申告が受理された有資格選手のうち記録上位者より、実績、本人の意向、前後大会不参加条件（先述）などのスケジュール、その他の問題点などについて管理委員会で調査、検討、協議した上で選出されます。
※第二次内定選手の発表は、2013年1月下旬の予定です。
●補欠選手
第二次選考対象希望申告をした有資格選手が男女6人の代表枠を超過して存在する場合は、それらを補欠選手として第二次内定選手と同時に発表します。
●最終内定選手
第二次内定選手の発表後、2013年2月下旬ころまでにすべての内定選手に最終的な内定受諾の可否を再確認します。最終内定者発表前に辞退者が出た場合は補欠者から繰り上げます。ただし、補欠からの繰り上がりは、原則として欠員分のみとします。最終内定者発表後は補欠の権利は原則として失効し、以後、正当、不可避な理由によりやむを得ず辞退者が出た場合は欠員とします。
※第一次選考で漏れた男子国内B標準記録、および期間内の女子国内C標準記録の保有者は第二次内定での代表選出資格はなく、この段階での補欠には含めませんが、最終内定選手発表以前の段階で内定者数が代表チーム最少構成人数（男女各3人）以下の場合は、IAU国内競技管理委員会で男子国内B標準、女子国内C標準記録保有者から補充することが検討されます。
※最終内定者の発表は、2013年3月上旬ころに行う予定です。
※すべての最終内定者は、4月初旬まで（可能であれば3月中）に平成25（2013）年度の日本陸連とJUAの両組織の登録を完了して、登録情報を管理委員会（下記問合せ先）に通知してください。平成25年度の登録がされていない場合は、代表選手の正式決定（下記）の対象者とならないことがあります。
●代表選手正式決定
2013年世界大会の最終エントリー期日に合わせます。（2013年4月初旬見込み）
●問合せ先：
IAU国内競技管理委員会 （日本ウルトラランナーズ協会内）
電子メールアドレス <jpn24rt@yahoo.co.jp>