2012 IAU 50kmワールドトロフィー・ファイナル レポート

10月20日、イタリア(ヴァッレクロージア ボルディゲーラ往復コース)で行われた2012 IAU 50kmワールドトロフィー・ファイナルに、日本代表として望月千幸選手が出場しました。
望月選手は6月のサロマ湖50kmを大会新で優勝し、この大会へ派遣されたものです。
この大会は、フランス・イタリアの国境からわずか10キロのヴァッレクロ―ジアの海岸沿いに設定された一周6,250mのコースを8周するレース。この時期にしては気温が、22℃から26°と高くなったこともあり、望月選手にとって、精神的にも身体的にもタフで、非常に厳しいレースになりました。彼女にとっては初の海外レースでしたが、落ち着いて走り切り、3時間42分38秒の4位で完走しました。
成績:

男子
1 Steven Way (GBR) 2:53:41
2 Collen Makaza (ZIM) 2:57:49
3 Paul Martelietti (NZL) 2:58:18
4 Joseph Gray ( USA) 3:09:47
5 John Byrne (IRL) 3:09:54
6 Dave Mitchinson (GBR) 3:10:54
女子
1 Hellen Taranowski(GBR) 3:30:43
2 Emma Gooderham (GBR) 3:33:32
3 Barbara Cimmarrusti (ITA)  3:38:58
4 望月千幸(キャノンAC) 3:42:38
5 Joanna Zakrzewski (GBR) 3:47:51
6 Jessica Kennedy (USA) 3:56:17

 望月選手のコメント:
「今回、初めて海外のレースに参加することができ、感謝の気持ちで一杯で自分にとても良い経験になったと思います。直射日光が強くて気温以上に暑く感じ、また風も強い中でのレースでした。周りの選手は自分よりも身長が高かったので、『小さい私にとっては風や直射日光を遮ってもらえる』と思いましたが、スタート後3kmも走らないうちに集団がバラバラになってしまったし、厳しい条件でリタイアする選手も多く、一人旅のレースとなりました。そんな条件の中で前半は2位争いができたし、『悪くても3位入賞できる』と思った場面もありましたが、そう簡単にメダルを持って日本に帰らせてはもらえませんでした。メダルには届きませんでしたが、今の自分にとってはレースに出場して競う経験もできたし、本当に良い経験をしたと思います。今後のマラソンに繋がるレースができたと思うのでこの経験を次のレースに活かしたいと思います。今週末(10月28日)は実業団女子駅伝西日本大会なので全日本大会へ出場できるように全力でチームのサポートをしたいと思います。応援ありがとうございました。」
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