6月8日、2019トレイル世界選手権が、ポルトガル第三の都市コインブラ近郊のMiranda do Corvoをスタート、ゴールとするトレイルレース、Trilhos dos Abutresにて行われた。世界54カ国、420人余のアスリートがエントリーし、日本からは選考レースで選出された男子5人、女子5人が出場した。大会期間中は各国選手との再会や交流の場となる、コインブラの指定ホテルに滞在した。大会前のコインブラは、朝晩は10℃近くまで冷え込み、日中は雨が降ったり、陽が射したりの変化の多い天気であったが、大会当日は、快晴の爽やかな一日となった。コースは44.2km、2120mD+、16km地点ではチームスタッフのサポートポイントが設けられた。テクニカルな部分は多くはなく、全体的には走れるコースであった。スタート時には快適だった気温は、強い日差しで次第に上昇し、終盤は暑さとの闘いもあったと思われる。優勝は予想を上回る好記録で、Jonathan Albon (Great Britain)が手にし、女子はBlandine L’Hirondel (France)がトップでゴールした。また、フランスがチーム戦男子、女子とも制し、チームの圧倒的なレベルの高さを示した。日本は全員が完走し、チーム戦男子9位、女子7位であった。次回は、大会組織を再結成し、2021年の開催を目指す模様である。
【結果】
Women 女子
1 ブランディーヌ・リロンデル Blandine L’hirondel (FRA) 4:06:17
2 ルース・クロフト Ruth Croft (NZL) 4:14:28
3 シェイラ・アビレス Sheila Aviles (ESP) 4:15:04
4 アサラ・ガルシア Azara Garcia (ESP) 4:15:30
5 ドラゴミル・デニサ Dragomir Denisa (ROU) 4:17:03
6 シルビア・ランパッソ Silvia Rampazzo (ITA) 4:17:51
16 吉住友里 Yuri Yoshizumi (JPN) 4:32:49
31 高村貴子 Takako Takamura (JPN) 4:45:11
40 秋山穂乃果 Honoka Akiyama (JPN) 4:50:48
72 宮崎喜美乃 Kimino Miyazaki (JPN) 5:12:52
116 斎藤綾乃 Ayano Saito (JPN) 5:36:00
Men 男子
1 ジョナサン・アルボン Jonathan Albon (GBR) 3:35:34
2 ジュリアン・ランコン Julien Rancon (FRA) 3:37:47
3 クリスティアン・マティス Christian Mathys (SUI) 3:40:34
4 フランチェスコ・パピ Francesco Puppi (ITA) 3:40:44
5 ニコラ・マルタン Nicolas Martin (FRA) 3:42:27
6 エマヌエル・メイサ Emmanuel Meyssat (FRA) 3:43:20
23 川崎雄哉 Yuya Kawasaki (JPN) 3:52:47
48 城武雅 Masashi Shirotake (JPN) 4:02:33
70 森本幸司 Koji Morimoto (JPN) 4:09:52
93 牛田美樹 Miki Ushida (JPN) 4:20:41
98 横内佑太朗 Yutaro Yokouchi (JPN) 4:23:35
国別団体女子
1 フランス 12:50:53
2 スペイン 12:51:58
3 ルーマニア 13:36:28
4 イタリア 13:44:39
5 イギリス 13:51:28
6 スウェーデン 13:54:07
7 日本 14:08:50
8 アメリカ 14:09:58
9 カナダ 14:24:40
10 ポルトガル 14:35:05
国別団体男子
1 フランス 11:03:35
2 イギリス 11:13:28
3 スペイン 11:18:35
4 イタリア 11:20:46
5 ポルトガル 11:32:11
6 ルーマニア 11:32:51
7 ペルー 11:58:07
8 チェコ 12:02:26
9 日本 12:05:13
10 フィンランド 12:22:06