2023 IAU 100kmアジア・オセアニア選手権 結果

2023 IAU 100kmアジア・オセアニア選手権がインド・ベンガルール(バンガロール)で7月30日に開催され、日本から男女4人の代表選手が出場しました。当初7か国からの参加がある予定でしたが、カンボジアが来印せず6か国(オーストラリア、日本、モンゴル、ニュージーランド、台湾、インド)の参加となった大会は、日本が男女の個人競技で1-3位を独占し、国別チーム競技でも男女とも優勝しました。デカン高原の中央部に位置する現地は標高が900m程度あり、ランナーによっては標高の影響が多少あったかもしれません。朝6:30スタート時の天気は曇りで軽く風もあり、気温も22℃程度と日本の猛暑に比べれば走りやすかったのか、日本選手の序盤は快調なペースで進みました。しかし、1周5kmを20周回する大学構内のコースは、アップダウンや折り返し点、さらに路面が不整な区間もあり、またコース規制が緩く一般歩行者や牛の群れなどがコースを気にせずに横切るなど、後半の日差しと急激な気温上昇や時折り吹く強風も相まって、中盤以降はほとんどの出場選手にとって過酷なレースとなりました。日本の選手も多くが脱水症状を呈し、中には消化器系のトラブルでトレイが近くなったり、嘔吐する選手が出るなど苦しみましたが、それでも男女の上位3人がそれぞれ6時間台、7時間台でまとめるなど、あらためて国際舞台で日本のウルトラマラソンのトップ選手の底力を見せることができたものと思われます。

【男子】
1. 曽宮 道(見次クラブ) 6:39:38
2. 岡山 春紀(コモディイイダ) 6:50:42
3. 山内 英昭(浜松ホトニクス) 6:55:48
4. VIPUL KUMAR (IND) 7:06:12
5. 風見 尚(愛三工業) 7:22:13

【女子】
1. 仲田 光穂(千葉陸協) 7:27:44
2. 藤澤 舞(札幌エクセルAC) 7:41:49
3. 太田 美紀子(京都炭山修行走) 7:54:33
4. JACQUELINE KELLERMAN (AUS) 8:39:51
5. ANNA PILLINGER (AUS) 8:51:05
6. SHASHI MEHTA (IND) 8:52:38
7. 兼松 藍子(TEAM RxL) 9:15:41

【チーム 男子】
1. 日本
2. インド
3. 台湾

【チーム女子】
1. 日本
2. オーストラリア
3. 台湾