2018 IAUトレイル世界選手権 日本代表選手コメント

荒木宏太

「トレイル世界選手権を終えて今回は、昨年のイタリア大会に続いて2度目のチャレンジとなりました。今回は昨年より距離が長く、50マイルは初めての距離で不安のあるレースでした。ですが自分自身練習も距離だけはしっかり走れていたので大丈夫と自身にいい聞かせてスタートラインに立つことが出来ました。スタートしてから世界選手権を経験するまでは世界のトップ選手の情報が少なくレベルも知ることができなかったですが、経験させていただいてから世界のレベルの高さや選手の情報を知ることができました。こういった情報や経験を基に情報発信や普及活動により一層活かしていきたいと思います。今回の走りが出来たのもJUAの現地サポートをはじめ私を取り巻く多くの応援いただいている皆様、そして、切磋琢磨し合える日本チームのおかげです。感謝申し上げます。こういった経験をさせていただけることに感謝しトップ選手としても更に高みを目指して頑張っていこうと思います。これからも多くの皆様の応援をよろしくお願いいたします。」

 

川崎雄哉

「まず、今回引率やサポートしていただいた、JUAの担当者の方々、そして自分のことを応援していただいた皆さん、本当にありがとうございました。昨年に引き続き世界の舞台を経験できて、今は達成感と感謝の気持ちでいっぱいです。昨年より参加国も参加者も増えた中、昨年以上の結果を残せたことは嬉しいですが、レース中にアクシデントもあり悔しさも残るレースでした。この1年間、この大会に向けて自分なりにトレーニングしてきましたが、やはり世界の壁はまだまだ高いと実感しています。また来年世界に挑戦する為にも、今回の経験を今後に生かしてやっていきたいと思います。来年も自分が代表に選ばれるかは分かりませんが、団体で見ても昨年は7位で今年は6位ですので、来年こそは日本チームが団体でももっと上位に入るようになればいいなと思っています。応援ありがとうございました。」

 

吉原稔

「日本がトレイル世界選手権に参加を始めて今回で3回目。私自身は2016年に続き2回目の挑戦となりました。年始の故障の影響で調整が思ったようにいかず、攻めの走りができませんでしたが、大崩することなく、各国上位3名の合計タイムで競われる団体戦において、2016年の9位、2017年の7位を上回る史上最高の6位という成績を収めることができたのは、日本のトレイルランニングを少しは世界にアピールすることができたのかなと思います。」

 

斎藤綾乃

「昨年に引き続き、トレイル世界選手権に出場させていただきました。前回のレースでうまく走ることが出来ず、悔しい思いからリベンジのため一年かけて戻ってきました。しかし、世の中甘くない。目標には到底及ばず、最終的には自分との戦いになってしまいました。そんな自分を最後まで心強くサポートし、ゴールで待っていて下さったJUAのスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。このレースのいいところは、世界中の選りすぐりの選手が集まると言うことです。なかなか国内で、ひとつのレースに強い選手が集結することはありません。このレースに出ることで本当の自分の力と位置がわかり、やるべきことが沢山見えてきます。昨年もこのレースをきっかけに力をつけることができました。今回もただ「だめだった」ではなく、これをバネに力をつけて、必ず意味のあったレースにします。来年の世界選手権はポルトガルでの50㎞。なかなか良い成績が残せませんが、経験値は確実に上がっています。自分の足が動く限り、代表権を得て挑戦し続けたいです。」