JUAは、IAUの後援を受け、国際陸上競技連盟（IAAF）の規則に準拠したウルトラランニングレースの開催、管理、国際大会への代表選手の派遣などを通して、ウルトラランニングの国際的発展に寄与することを目的とした団体です。

2025 千歳青葉ウルトラトラックレース 50kmが9月6日（土）正午スタートで、千歳青葉陸上競技場（北海道千歳市）の400mトラックにて開催されました。当大会は 2025 IAU 50km 世界選手権代表選考指定大会となっており、代表を目指すランナーが順位と記録ポイントの獲得による代表入りへチャレンジしました。スタート時は晴れで気温28℃・無風という気象条件から、すぐに30℃近くまで気温が上がり、前半から暑さとの闘いになりました。男子のレースは、まず岡山選手と西島選手が飛び出し、曽宮選手、葛窪選手、土橋選手が先頭交代しながら追いかける展開となりましたが、ほどなく岡山選手が一人で抜け出してマイペースで走り切り、この気象条件としては好タイムの2:57:32で1位となりました。2位には40km以降に食い下がる葛窪選手を突き放した曽宮選手が、最終的に1位に半周近い差にまで詰めてフィニッシュしました。女子のレースは2選手の参加で、両者とも前週末の北海道マラソンから中5日での出走ながら、藤澤選手が3時間半を切る堅実な走りを見せ、2位になった塩崎選手も前週のフルマラソンを上回る通過タイムから最後まで粘って好タイムを叩き出しました。この結果、順位ポイントと記録ポイントの合算で代補選考基準を満たした男女の上位2名が代表内定となりました。